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R34系

R34型と呼ばれる10代目スカイラインは、1998年(平成10年)5月に登場しました。R33型よりもボディサイズを縮小し、フットワークに優れた運動性能を獲得。それでいながら車内は、R33と遜色のない広さを実現しました。1999年1月、GT-Rがデビューを飾ります。最初に投入されたV-スペックは、専用エアロパーツ、専用チューニングされたサスペンション、アクティブLSDなどでよりレーシーなエクステリアとスポーツ性能を手に入れた仕様です。

そして、2000年(平成12年)8月に登場したV-スペックIIには、量産車としては初となるダクト付きカーボンボンネットやアルミ製ペダルを採用。内外装ともにスパルタンな雰囲気を醸し出しています。記念車の「M-SpecNur」はR34GT-Rの最後の特別仕様で、「M-SpecNur」と「V-SpecIINur」が設定されました。「ニュル」はドイツのニュルブルクリンクサーキットから命名され、レース仕様のN1仕様エンジン、N1タービン、シャフト、ピストンなどのN1用パーツを採用したスパルタンなモデルです。当初は300台限定でリリースされる予定でしたが、大きな反響を受け、最終的には「「M-SpecNur」と「V-SpecIINur」の合計で1000台が生産されました。

R34を最後に「GT-R」は「スカイライン」の名を外すことになりました。現行型のR35は純粋な「日産GT-R」、スカイラインではありません。4ドアセダンと2ドアという2種類のボディを共用するコンポーネントでは、RB26DETTが限界、ということなのでしょう。さて、最後のGT-RとなったR34型ですが、R35に対して圧倒的な差があるのかというと、それがなかなかわからないというのが本音です。R34はほぼ完全なまでに熟成され、ECUなどで450ps程度にチューンされたとしても充分に対応された足廻りは音を上げることはありません。全帯域で適度な緊張感を味わわせてくれる、すばらしいチューニングが与えられた、正にファンカーです。対してR35はというと、R34に対してその「緊張感」を取り払った、圧倒的な安定性があります。車としての性能はR35が圧倒的に高い。しかし、その差を見極めることができるのはサーキットなどのごく限られた場所ということになります。スカイラインはレーシングカーではないのです。ハコスカの面影を残す最後のスカイライン、L型の流れをくむ6気筒最後のスカイライン。スカイライン至上最もスパルタンなGT-R。後々、スーパーヒーローとしては「ノスタルジックカー」候補の最右翼であることに間違いはありません。

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