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Z33系

2000年(平成12年)8月にいったん途切れたフェアレディZは、2002年(平成14年)8月にZ33型として復活を果たし、日本のみならず、北米など世界中から注目を集めました。搭載されるエンジンは、3498ccのVQ35DE型V型6気筒DOHCで、当時の自主規制値いっぱいの280馬力です。

当初は標準グレードとバージョンS、バージョンSTが用意され、バージョンSとSTはスポーティな6本スポークの18インチアルミホイールを装着。また、フロント・ミッドシップを意味する「FMパッケージ」と呼ぶスポーツカーの理想を追求したプラットフォーム、前後重量配分を実現しています。

フェアレディZは永らくアメリカ市場を主要マーケットとして開発デザインされてきました。伸びやかなラインとロングノーズ・ショートデッキというスタイルは、アメリカ人の好みに合わせ、ライバルをカマロやマスタング、コルベットに設定していました。ところが、純粋にスポーツカーというものを考えた上で判断するならば、それらはGTとしての素質は見いだせはしても、スポーツであることは難しい。オーバーハングをできる限り切り詰め、ヨー変化を基本構造で抑え込む。重心をより低く、より中心に集める。それは必要不可欠で、時代の趨勢なのです。最近の軽自動車が、あの腰高スタイルであるにも関わらず、非常にナチュラルなハンドリングを実現しているのも、ひとえに四隅に配置されたタイヤに起因しているのです。フェアレディは「スポーツ」でなければならない。付加機能のごまかしはあくまで「ごまかし」。基本に立ち返って、という開発陣の熱い思いが、Z33を見ていると「ひしひし」と感じられます。3.5リッターという大柄なエンジンであるのにかかわらず、「ヒラヒラ(?)」と形容したくなるようなハンドリングは、まさに基本レイアウトがしっかりしている証だと思います。かつて「最高のポルシェは最新のポルシェ」と形容されるように、「最高のフェアレディは最新のフェアレディ」であることがうれしくてなりません。現行型のZ34型も、まさにそのとおりでしょう。

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